悪い歯並びは見た目だけでなく、いろいろな問題を引き起こします。
歯磨きがしにくいことから、虫歯や歯周病になりやすかったり、嚙みにくいことから、体に及ぼす影響は少なくありません。
又、歯並びが悪いことから思い切り笑えないなどコンプレックを感じているかたもいらっしゃるかと思います。
肉体的にも精神的にも健康になるために歯並びの矯正は必要かと思います。
まず患者さんの気になっているところをお伺いし、なぜ今の歯並びになっているかなどお話をします。
それから、どのような矯正装置を使い、どのくらいの料金になるのか、どのくらいの期間を目標にするのか、などお話します。小中学生、高校生の方は、保護者の方と御来院ください。
虫歯治療など、保険診療が必要な場合は保険診療から行います。一応、保険証もお持ちください。
診断のために、頭のレントゲンや上下の歯型、歯の写真などをとります。
その資料をもとにコンピューターで分析を行い、患者さんにあった治療方針(歯を抜くか抜かないかなど)をご説明します。
患者さんと治療方針が合意したところで、料金の本格的な説明になります。
実際に装置を装着し、歯を動かし始めます。(最初に抜歯が必要な時もあります)
歯を動かすときは、最初に痛みを感じる方がほとんどです。また、痛みも人それぞれですのでお痛みが強い方は、装置を少しずつ付けたり、装置を極力弱い力からはじめたるするようにしています。
治療のチェック期間は普通4から6週間です。年齢や時期によってこの期間は変わります。
本格治療の場合、2~3年が普通ですが、乳歯が残っていたりすると永久歯が全部でない限り治療は終わりにはなりません。
矯正装置を外した直後には、歯はまだ動いており、簡単に移動してしまいます。動かした歯をささえる骨や歯周組織が安定するまで、保定装置という装置を装着します。
せっかく治った歯並びをそのままにするためには大切な期間です。
下の歯の装置は取り外せませんが(表からはほとんど見えません)、上の歯の装置は取り外せます。食事と歯磨き以外は入れてもらいます。
一般的に、最初の半年は一日中、その後は夜のみの使用になります。
通院は2~6ヶ月に一度になります。